タイルカーペット!施工事例解説

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タイルカーペットの施工事例紹介

施工事例をとおして、「タイルカーペットの特徴」や、「プロによる施工の方法や手順」を、専門店が紹介します。

50㎝×50㎝の□型のカーペットを並べて、お部屋いっぱいに敷き込んだり、センターに敷いたり、また色を変えて自由にデザインできるのが「タイルカーペット」の特徴

サイズやデザインを思いのままにできる自由度、汚れたところのみ替えることの出来る手軽さから、人気の床アイテムとなっています。

画:施工事例全景

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施工事例解説を始めていきます。

目次
・施工場所
・施工方法
・タイルカーペットの並べ方
・施工手順
・隣室の出入口仕上げ
・出入り仕上げ
・廊下
・デザイン
・まとめ

・施工場所
(寝室・廊下・ダイニングキッチン・勝手口)

和室を寝室として使用していてたお客様(80代御夫婦)、隣室と床の段差(だんさ)があり、出入りに不便さを感じていました。

和室を洋室にリフォームすることで、床の段差(だんさ)をなくしたバリアフリー化を実施。床工程を、提案から施工まで当店にご用命をいただきました。

床材にタイルカーペットを提案した理由は、お部屋の形に合わせて「自由にカット」できる施工の利便性、歩行性と将来の車椅子の使用を想定してです。

・施工方法

タイルカーペットを敷く方法は、3つあります。

①下地の床材に専用接着剤を、全面に塗って貼る

②両面テープを要所に使用して貼る

③置くだけで敷き詰めていく。

①の方法が、床にしっかりと固定(こてい)することができます。

長く使用していても、「ズレ」や「すき間」が一切生じません。

しかし、タイルカーペットを外した時は、下地の床材に接着剤が残ります。元通りの床では使用は出来ません。

寝室は、下地の床材を「コンパネ」(仕上げ材でない)を指定しましたので、①の専用接着剤を全面に塗って貼る方法で施工しました。

ダイニングキッチンは下地の床材がフローリングなので②両面テープを要所に使用して貼る方法。

他の場所も同じフローリングですが③置くだけで敷き詰めていく方法で施工です。

ここは壁と壁の間隔が狭いので、取り外した時の床の復元を優先して、この方法をとっています。

画:寝室の下地の床材はコンパネ

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・タイルカーペットの並べ方

タイルカーペットの並べ方には、3つの方法かあります

①市松模様になるように、タテ・ヨコ交互(こうご)に並べる

②同じ方向に並べる

③さまざまな方向にランダムに並べる

画:タイルカーペットの並べ方

タイルカーペットの並べ方
同色の場合は市松貼りが一般的です。多色や多柄の場合は流し貼り(ながしばり)やランダムに貼って、デザインする方法があります。

今回は、同じ方向に並べる「流し貼り」を採用しました。

カーペットのパイル(毛足)が一定方向に向くので、歩行し易くなることに繋がるので。

裏面の矢印(→)印刷を確認しながら、並べていくことになります。

画:タイルカーペットの裏面の矢印(→)

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・施工手順

施工の手順として、「接着剤を塗る」→「タイルカーペットを並べ貼っていく」→「壁際(かべぎわ)のカット処理」となります。

壁際(かべぎわ)のカット処理をするには、カッターを器用に使いこなさねばなりません。

カッターと定規があれば簡単にカットできると解説されますが、やはりきれいに仕上げるには、「専門の床職人さんの出番」になります。

画:きれいな仕上げは、壁際(かべぎわ)のカット処理が大切

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・隣室との出入り仕上げ

隣のダイニングキッチンにも全面にタイルカーペットを敷き込みました。

ダイニングキッチンの下地の床材はフローリングです。

粘着力の弱い両面テープ(取り外しても床を復元できるように)を、出入りの縁(ふち)に貼りました。

出入りが多い場所なので、ここは固定をして長く使用しても「ヅレ」を防止するためです。

画:段差を解消したダイニングキッチンとの出入り

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画:断面図

断面図1

・出入口の仕上げ

タイルカーペットの切断面(小口)が現れてしまう場合は、見切り材を使用します。

「端が整う」「めくれ防止」などに役立ちます。

画:勝手口の出入り ソフト見切り材使用

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・廊下

玄関からつながる廊下は、フローリングの床で冬場は寒い場所です。

タイルカーペットを敷くことで、断熱効果による温かさアップと、歩行時の腰やひざへの負担が軽減されます。

ここは、下地の床材はフローリングで、③置くだけで敷き詰めていく方法で施工しています。

取り外しても床を復元できるようにです。車椅子での走行が多くなると、「ズレ」「すき間」生じるかもしれません。その時は、了解を得て両面テープを要所に貼り対応しようと思いましす。

画:廊下も敷き詰め

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・デザイン
デザインは、お任せいただきました。
「明るく!元気な感じ!」とのご要望をうけ、壁紙とのつながりを考慮し、同素材の3色を使用してデザインしました。

画:施工事例全景

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タイルカーペット・デザイン

 

・まとめ
前述にあるように、「サイズやデザインを思いのままにできる自由度」「汚れたところのみ替えることの出来る手軽感」が特徴でありメリット。

そして、「他の床材より足腰の負担が軽減できて歩行性に優れて」います。
「車いすの使用にも適応」となります。

事務所や店舗の床材として出回った「タイルカーペット」ですが、一般家屋での使用価値は、まだまだたくさんあります。

今回のような、高齢宅への提案もおススメです。


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