今回ご紹介するのは、吹き抜けに天幕カーテン・バトン式を設置した事例です。
長年、吹き抜けの寒さに悩んでいたお客様から、建築会社を通じてご依頼をいただきました。
今年は、夏でもご相談やご依頼をいただいております。
吹き抜けは、ダイニングに約4畳半ほどの広さがあり、2階の廊下と繋がっていて、高窓も設置されています。
構造は真壁造りで、壁沿いには間柱が見え、土壁で仕上げられています。
伝統的な日本家屋の風合いが感じられるお家です。
壁に直接レールを取り付けることが難しいため、天幕カーテンを設置するには、事前に下地を作る必要があります。
吹き抜け開口4方向にヒノキ材でしっかりとした下地の工事が建築会社の方でなされました。
構造材と同じヒノキ材を採用され、仕上がりも美しいです。
南東側には火打ち梁が1か所あり、そこに天幕カーテンが開閉する際に干渉しないよう、下地の位置の打ち合わせを行いました。
(火打ち梁上面~下地上面=250mm)
天幕カーテンの取り付けは、長脚立を使用して行います。
まずブラケットを設置し、その後レールを取り付けます。
事前に天幕カーテンにはバーやランナーをセットしておき、セッティング済みの状態で搬入します。
それを2人で息を合わせ、レールに取り付ける作業を行います。通常、この作業には約2時間ほどかかります。
当店の天幕カーテン・バトン式は、何よりも開閉のスムーズさと見た目の美しさを重視しています。
バトン式は、操作が簡単でありながら、しっかりとした動きを感じられるのが特徴です。
閉じた際にも圧迫感が少ない光を拡散する採光拡散レース(広幅)生地を使用しております。
外からの光を柔らかく拡散させ、部屋全体に自然な明るさを保つことができます。
また、カーテンのウェーブ間隔や垂れ具合は、過去の施工事例をもとに計算しています。
吹き抜けに天幕カーテンを設置することで、寒さの問題を解決しながらも、デザイン性を損なわない空間作りが可能です。
今回の施工も、お客様に非常にご満足いただけた事例となりました。
これからも、より多くのご家庭で快適な生活空間を提供できるよう、最適な提案を行ってまいります。