冬のリビングの寒さに、「天幕カーテン」と「ハニカムスクリーン」のダブルで対策事例

今回ご紹介するのは、戸建て住宅築5年のリビングの寒さのご相談を受け、「天幕カーテン」と「ハニカムスクリーン」のダブルで対策した事例です。

天幕カーテンとハニカムスクリーン

 

リビングの構造は、吹き抜けと階段&ステップフロアーが隣接しています。

吹き抜けは3畳程の大きさで、2階廊下と繋がります。
高窓が3窓と出入り口も存在し、ダイニング側には大きな掃き出し窓があります。

南向きの窓が多く、太陽光による日射取得の恩恵は得られて日中は暖かさが感じられます。

しかし夜は暖気が逃げてしまう事が想像できます。

暖房手段はエアコン1台、寒さと嵩む光熱費に悩んでおられ、お部屋の広さの割に、光熱費がかかる印象でした。

開口部分を塞ぎ、暖気を逃がさない

吹き抜けに天幕カーテン・バトン式を採用

天幕カーテン・バトン式

天幕カーテン・バトン式

天幕カーテン・バトン式

 

天幕カーテンの設置における今回の懸念材料

吹き抜け壁のあるスポットライト照明との干渉がありました。
天幕カーテンをスポットライト照明の下側に設置すると、リビング唯一の間接照明であるためそれは避けたいご要望。

スポットライト照明の上側に設置するにあたり、開閉時でもライト器具に当たらない高さに取り付けました。

天幕カーテン納まり図

高さは手摺下の位置に決め、縦に通る下地に取り付けました。

下地を探しながらの取付で、少々苦慮しました。

 

階段&ステップフロアーにハニカムスクリーンを採用

リビング北側に接する位置に、階段とステップフロアがあります。

ここからの暖気の逃げ・冷気の流れ込みも相当あると思われます。

リビング階段

ご提案にあがったのは、ロールスクリーン・パネルカーテン・ハニカムスクリーン

納まり具合と操作性、効果を検討した結果、ハニカムスクリーンのループコード式を採用して、開口を塞ぐ事にしました。

 

各仕様の紹介をします。

スクリーンのセル幅は、出入りの多い場所柄コンパクトに納まる45㎜シングル。
生地は、遮熱や暗くする必要もないので、採光タイプとしました。

ハニカムスクリーン

カラーは、他の窓周り商品(バーチカル・ロールスクリーン)と同系色とした、プラムパープルを採用頂きました。

ハニカムスクリーン

ヘッドレール及び部品色は、スクリーンが濃い色目で採用でしたので、ブラック色をご提案しています。
内装材(手摺・柵・照明ダクト)に使われている色と揃える事になりました。

ハニカムスクリーン

スクリーンの操作に関しては、昇降が天井から床までと長く、操作の頻度が多いと考えられます。
ループコード式をおススメしております。

この操作は、立ったまま操作が出来、安定感ある操作と耐久性がコードレスより有ります。

リビング階段にハニカムスクリーン

リビング階段にハニカムスクリーン

 

取付に訪問した日は晴天で、高窓からの日が部屋奥まで入って来ています。

眩しさが気になる場面も有るかもしれません。
そういった時でも、天幕カーテンを閉じれば日差しの調節に役立ちます。

今回のケースは、開口部分が吹き抜け・階段・ステップフロアと多く存在している間取り。
寒さと嵩む光熱費を何とかしたいご要望も頷けます。

天幕カーテンとハニカムスクリーンのダブルの設置で、対策を講じた事例の紹介でした。