ノーマン製ハニカムスクリーンコードレスの取付注意点

メカ物商品の操作の方式において、操作の煩わしさの解消や、安全性の観点からコードレス式をおすすめしています。

最新では、ヨコ型ブラインドのコードレス式で、本体の上げ下げを手で操作する商品も発売されています。

大きな市場を相手にする海外メーカーが、一歩先を行っています。

ハニカムスクリーンのコードレスでは、ノーマン製は良くできていて、メーカーオンライン販売や我々販売施工店でもよく売れています。

 

今回は取付において注意点があるので解説します。

ブラケット金具の取付位置の話になるのですが、端部から178㎜のかなり内側に付ける指示に変わりました。

ハニカムスクリーンコードレス取付

 

1年位前までは、端部から70~90㎜内側に取り付ける指示でした。

何か不具合が上がってきたのでしょう。

追求したところ、ノーマン製のコードレスの昇降メカは、バネ部品とスライドする部品とを連動させる仕組みをしていてます。

ハニカムスクリーンコードレス取付
本体をブラケット金具に付けると、ハマり具合によってその部分のヘッドレールが少々変形してしまいます。

端部に近いところにメカ部品があり、その動きが悪くなるようです。

 

端部から70㎜にブラケットを付けると、メカ部品と重なります。
(上部を覆うカバーは外して撮影)

ハニカムスクリーンコードレス取付

試したところ、ブラケットのハマり具合によって、バネ部品や横スライドする部品の動きが悪くなりました。

ハニカムスクリーンコードレス取付

 

先日当店でも、1年前に取り付けしたハニカムスクリーンコードレスを付けたお客様から、上げ下げがうまくいかないと連絡があり調べてみました。

縦長小窓サイズで、本体を窓から外して操作すると、上げ下げはスムーズに出来ました。

当初の指示通りの端部から70~90㎜内側に取り付けたので、ブラケット位置が原因だと考えられます。

今回は、メーカーと相談して新調した商品と取り替え、先ずはブラケット位置は替えずに、絞めつけを甘くして取付ました。
非常にスムーズな動きをしましたので、この方法で対応しました。

 

いつものように端部に近いところに付けると注意が必要です。

取付直後は昇降できても、何か月後に、今回のようにスムーズな昇降が出来なくなる可能性もあります。

縦長窓にその傾向が表れやすいと思われます。

ブラケット金具は、端部から178㎜の位置に付けましょう。

取付時のご参考になさって下さい。