今回ご紹介するのは、出窓バルーンシェードの施工事例です。
こちらのお宅では、当店で約20年前に納入させていただいたバルーンシェードをご使用されていましたが、
レース生地の経年劣化と、吊元マジックテープの剥がれが進んできたため、今回吊り替えをご依頼いただきました。
出窓は日差しが直接入り、夏冬の温度変化も大きいため、
一般的にカーテンやシェードの劣化が早い場所といわれています。
そのような環境の中で、20年間お使いいただいたというのは、非常に長持ちしたケースだと思います。
■ 取付後の全景

■採用生地と縫製仕様
採用したレース生地は、プレーンボイル。
広幅生地を横使いで仕立てることで、継ぎ目のない意匠性に富んだ仕上がりになっています。
縫製仕様は以下の通りです。
約2倍ひだ・共生地フリル・吊元:3山・ウェーブ数:6
フリル幅は12cmとやや長めに設定し、丈の長いバルーンにふさわしいボリュームにしています。

■ シェードを上げた状態
■ シェードを下げていく


更にシェードを下げていくと、
バルーン特有のウェーブが徐々になくなり、最下部では横に直線的なラインになります。
この動きによって、
日差しの調整・視線対策・インテリア性をシーンに応じて使い分けることができます。
■ サイドリターンで隙間を軽減

両端のレールにはサイドリターンを設けています。
これにより、壁との隙間を軽減し、光漏れ防止とデザイン性の向上の両立が可能になります。
■ 出窓バルーンシェードは「採寸」と「発注指示」が最重要
出窓用のバルーンシェードは、
採寸と発注指示の精度が仕上がりを大きく左右します。
各辺の幅寸法・奥行き・開口部の長さ・出窓の室内側に桟があるかどうか
これらを正確に確認した上で、発注指示書を作成します。
今回は、20年前のオーダー履歴(発注指示書)が残っていたため、そのまま発注することも可能でした。
しかし、両端部のサイドリターン有無が気になったため、改めて現地採寸を行い、最適な仕様で製作しました。
「前と同じ」ではなく、
今の状態に合わせて見直すことが、美しい仕上がりにつながります。
■ 施工データ
場所:愛知県東海市
製品:バルーンシェード(ドラム式・出窓タイプ)
生地:レース/プレーンボイル(広幅)
縫製:約2倍ひだ・共生地フリル・吊元3山・ウェーブ数6・サイドリターン付き
サイズ:幅570mm+1690mm+570mm × 高1980mm
納期:約3週間
施工日:2025年12月14日