今回ご紹介するのは、リビング吹き抜けの寒さ対策として天幕カーテンを取り付けた施工事例です。
吹き抜けのサイズは幅2600㎜ × 長さ3000㎜。
リビング階段があり、さらに吹き抜けが2階廊下とつながる間取りのため、
暖房で温めた空気が上階へ逃げやすく、
冬場は「足元が冷えてリビングに居づらい」というお悩みをお持ちでした。

■ 吹き抜けの寒さ対策として天幕カーテンバトン式を採用

吹き抜けは開放感がある反面、空調効率が悪くなりやすい空間です。
今回のように
・リビング階段がある
・2階廊下とつながっている
といった条件が重なると、暖気が上に抜け、冷気が下りてくる循環が生じやすくなります。
そこで、空気の層を区切ることができる天幕カーテンをご提案しました。
■ 今回の施工で特に考慮したポイント
今回の施工で重要だったのは、
高窓に設置されているロールスクリーンの操作チェーンとの干渉です。
天幕カーテンは開閉時に先頭バーが動くため、
チェーンに干渉すると、操作性の低下や生地の傷みにつながる可能性があります。

そこで今回は、先頭バーの長さをやや控えめに製作することで、
ロールスクリーンの操作チェーンに触れないよう調整しました。
機能性と安全性の両立を意識した納まりです。
■ 照明を付けた時の様子

施工後は、天幕カーテンが吹き抜け部分をしっかり覆い、
リビングの暖気が上階へ逃げるのを抑える構成となりました。
生地は光を拡散するタイプを採用しているため、
照明の明るさや開放感を損なうことなく、
寒さ対策としての効果を発揮しています。
お客様からも「冬でもリビングで快適に過ごせそう」
とお喜びの声をいただきました。
■ 吹き抜けの寒さ対策は“納まりの工夫”が重要

天幕カーテンは、単に取り付けるだけでなく、
・吹き抜け形状
・周囲の窓装飾(ロールスクリーン・ブラインドなど)
・開閉方向や干渉物(照明・梁)
を総合的に考えることが重要です。
当店では、
現地状況に合わせた採寸・仕様検討・施工まで一貫して行い、無理のない、長く快適に使えるご提案を心がけています。
■ 施工データ
場所: 豊橋市
商品: 天幕カーテンバトン式&カーテンレール
幕体:採光拡散レース・防炎
サイズ:幅2600 × 高3000㎜
納期: 約3週間
施工日: 2025年12月29日




