椅子の本当の満足感は、捨てる時に長く使えたなという感謝の有無

所属する勉強会インテリアスタイリングプロの5月セミナーに参加してきました。
今月はテシード東京ショールーム(目白)にて

テーマは、「椅子張りの魅力」
シンコー株式会社 代表取締役社長 矢追和彦氏からのご講話でした。

当店の椅子張替のご要望は少ないのですが、椅子張りに関して勉強させて頂いた。

椅子張り生地のリーディングカンパニーの社長からのお話です。
その内容は、同じインテリア生地であるカーテンとは全く違う価値追求すると商品である
という事を再認識することになりました。

下記に短く要約すると

椅子生地は、耐久性能の追求がとにかく第一になります。
強度を上げる撚糸と織組織とのバランスの熟慮が必要で、
意匠性を上げても強度補強がなされなくては、椅子の資材として安心安全が担保されない。
よって、物性試験して、生地の強度品質の検査を社長室横スペースに置いて自ら品質向上を図っているとか
「椅子の本当の満足感は、捨てる時に長く使えたなという感謝の有無」という言葉が印象的だった
理路整然に、そして椅子生地に対する熱い想いでもって語ってくださった。

概ねデザインで価値を高めるカーテン生地とは違い、織設計を駆使し機能性を追求をしていく椅子生地は、きっちり作り上げる日本気質にとっては得意で有利な分野と思いました。

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椅子生地の販売量は減っていないとうので、驚きです。
(輸入品(椅子完成品)が増えているというのに)
人口減でも、高齢化やおひとり様需要の増加、商業施設は大きな市場があり、椅子業界は好調のようです。

カーテンと同じインテリア生地である、椅子張り生地。その認識を深め知識を増やしたセミナーとなりました。

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