今回紹介するのは、プレーンシェードの吊り替え事例です。
趣味部屋のプレーンシェードの上げ下げ操作に不具合が生じて、ご相談に来られました。
25年程前に他店で付けられた、サンゲツ製プレーンシェードのドラム式。
昇降コードが巻き取りドラムに食い込んで、シェードを上げると斜めになってしまい最上部まで上がらない状態でした。
生地はさほど劣化してなくレールも丈夫な状態でした。
「直せませんか?」となったのですが、
さすがに25年程経過したシェードです。
樹脂部品の劣化が今後すぐにでも現れ、また不具合が起きるかもしれません。
旧型で樹脂部品も無いし、昇降の保証も出来かねるので新調して頂きました。
「止めるが苦労だったのよね」とシェードの位置を止めるのに、爪に引っ掛ける動作に不便さを感じておられた。
「この操作方式は、はかなり前のレールメカです」
「今はレール内にストッパーがあり無段階で止まるので、これに比べると大変楽だと思います」
「下ろすとき下降ブレーキが効いてゆっくりおります」と説明。
「これはたいへん良い!」と喜んでくださいました。
今までは一気にシェードが下りてくることもあり、操作チェーンをずっと持っていたようです。
採用生地は、モール糸を使ったボリューム感ある無地、ブラウン色。
D4212スミノエ製
落ち着いたお部屋の雰囲気や家具調度品に合わせて選びました。
レースデザインカーテンは、マクラメを付けたM型スタイル。
当店で以前納めたものです。
レールメカは、クリエティドラムTOSO製を使用。
操作はループ状になったボールチェーンを引いて行うタイプです。
コード1本で操作できてチャイルドセーフティ効果もあるループレス操作も登場していますが、プーリー部品の耐久性に少々不安があります。
重量のある生地を採用しているので、軽い引き力で出来る点と耐久性を鑑み、クリエティドラムをおススメしました。