天幕カーテンのクリーニングと紐交換作業レポート|安心の自社メンテナンス体制

今回は、天幕カーテンのメンテナンス事例をご紹介します。

4年前に納めた、クリニック玄関の風除室に設置された天幕カーテンが汚れてきたとのことで、自社にてクリーニングとメンテナンスを行いました。

設置当初の施工事例はこちら:
👉風除室に天幕カーテン(2021年施工)

 

■ 使用環境に合わせた素材選定
この天幕カーテンは、クリニックの玄関に設置されており、
戸建住宅とは比較にならないほど人の出入りや風の流れが多い環境です。
耐久性を考慮して通常のレース生地ではなく、シャンタン生地で製作しています。
また防汚性を発揮するエコキメラの塗布も施しています。

天幕カーテン

■ メンテナンス工程
メンテナンスはすべて自社で対応できる体制を整えております。

まず、天幕カーテンを一度取り外し、
・ホウキでの埃払い
・掃除機による吸引
・その後の水洗い
を行いました。

一晩広げて乾燥させたあと、一部に生地のほつれが見つかったため、補修縫製も行いました。

天幕カーテン

 

■ 紐の交換作業とポイント
今回は操作紐の交換も同時に実施しました。
この作業は、TOSO手配の職人さんと協力し、3人で対応。
4年前の施工時と同じ職人さんに来ていただきました!

天幕カーテン

私自身も紐取り付けランナーの組み立ては把握していますが、サイズが大きい場合は職人さんと協力して施工します。

紐を通す際の重要ポイントは、「撚れ(よれ)を取ること」です。
撚れたままだとランナーに食い込んで、開閉がスムーズにできなくなってしまうため、
2~3回しごいて真っ直ぐな状態に整えてから通すのがコツです。
天幕カーテン

 

■ 紐の長さと結束バンドの工夫
今回は、紐をあえて長めに設定し、
先頭ランナーに余った紐を結束バンドでまとめる工夫をしました。

天幕カーテン

この方法によって、先頭ランナーを斜めにして取り外すことができるため、
今後のメンテナンスが格段に楽になります。

 

天幕カーテン

 

【施工データ】
施工場所:愛知県知多郡
商品名:天幕カーテン紐引き式 
メンテナンス作業:クリーニング(水洗い)、縫製補修、紐交換、
施工日:2025年8月2日

 

✨まとめ
クリニックや公共性のある施設で使われる天幕カーテンは、
見た目の美しさだけでなく、耐久性・メンテナンス性も重要です。

自社で製作から取り付け、メンテナンスまで一貫対応している当店では、
設置後の安心・信頼につながるサポートを大切にしています。