天幕カーテンに防汚加工(エコキメラユニ)を施す

今回ご紹介するのは、吹き抜けの寒さ暑さ対策に天幕カーテンを付けた事例です。

天幕カーテンの問い合わせは、冬に留まらず年中頂いていて、昨今の電気コスト高で件数は増えているように思います。

 

今事例は、ダイニングにある吹き抜けで、2畳(1900㎜×1900㎜)の開口、2階廊下と繋がります。そして窓の多い間取りでした。

20数年間、寒さに悩んでいらっしゃたようで、
「ストーブ付けても、(暖気)上にあがっていくばかりで暖まらない」との様でした。

天幕カーテン・バトン式+防汚エコキメラ付事例

天幕カーテン・バトン式+防汚エコキメラ付事例

 

バトン式を採用して頂きました。

またオプションで防汚加工も施しました。

天幕カーテンのお洗濯は、脱着が高所作業となります。
防汚加工を施しておけば、帯電防止作用で、黒ずみやホコリ付着の軽減をしてくれます。

おススメしています。

使用するのは、エコキメラというリン酸チタニアのコーキング剤で、防汚以外にも消臭・抗菌・抗ウィリス作用もあります。

新しく出たエコキメラ・ユニシリーズを使いました。

先日訪問したビル(ノーマン社代々木)のエレベーター壁にも、このエコキメラが塗布されていました。施工場所も多いようです。

エコキメラ塗布事例

 

塗布は専用に用意した機器を使い、規定の塗布量20CC/㎡に吐出圧0.5MPA を守り、作業しています。

エコキメラ塗布機器

塗布作業は、店内スペースで事前に行っています。

幕体にバーを通した状態にしておいて、カーテンに均一距離にガンを向け、3往復塗布をしています。
夕方に作業(準備含め1時間)して、一晩かけて乾かしておきます。

エコキメラ塗布作業

 

今事例の天幕カーテンの取付作業は、2人で1時間半ほど要しました。

レール長を攻めすぎました。
幕体挿入スペースにランナーが入らずに、レールを短くカットする作業をしています。

天幕カーテン・バトン式+防汚エコキメラ付事例
ウェーブの数やライン(垂れ具合)も、今までの事例で培った数値で仕立てています。
天幕カーテン・バトン式+防汚エコキメラ付事例
吹き抜けの南側に、2カ所高窓が有ります。
そこからの日差しも、この天幕カーテンで遮る事が出来ます。

2年半前に取り付けた別の高窓のあるお客様へ再訪した時、
「夏も閉めています」
「冷房も効きがイイと思います」との夏の使用感を聞くことが出来ました。

天幕カーテンは、高窓からの日差し軽減と、空調容積減に繋がり、電気コスト減に貢献できそうです。