今回ご紹介するのは、ダブルシェードのレース側をmasa遮熱レースに交替した事例です。
このダブルシェードは、10年前に当店でリビング2窓に取り付けたものです。
下は当時のブログと施工事例。
レースの劣化に伴い、その交替のご依頼を頂きました。
劣化と言っても、訪問したらほんの少し生地が裂けている程度でした。
採用レースは、積水ナノコートテクノロジー社・TESOROコレクション収録のmasa加工を施したマユという生地。
masa加工とは、生地裏にステンレスを超薄で蒸着したもの。
均一に金属の超薄幕を作ることで、ミラー効果を生み、遮熱性能を発揮します。
デザインは着抜オパールで表現されています。
透け感がありながら遮熱性能を併せ持った、魅力的なレースです。
ウォッシャブルで、防炎性も有しています。
交替作業は、先ずレース幕体を当時のオーダー履歴をもとに仕立てます。
レース幕体が仕上がったら、既存ダブルシェードを本体ごとお預かりして、当店で組み替え作業をします。
その翌日に再訪して取付する流れをとなりました。
レール及び付属部品は、劣化は見られずまだ十分使える状態でした。
組み替えは、既存レースを剥がして新規レースを付け、昇降コード通しとボトムバーをセットします。
最後に本体を吊り、昇降に傾きやねじれがないかの調整を行います。
良く晴れた夏至の午後3時に、取り付けをしました。
以前のレースより、透け感が増しています。
床を張替したほど、日差しが室内に良く入り込むリビング。
日差しと暑さ軽減のためにこの生地を採用。生地裏のミラー効果で遮熱性を発揮してくれるでしょう。
マユ/ゴールド色
ブラウンの前幕との相性も良くなりました。
夜間になると、照明の灯りによって生地裏のステンレスがキラキラ光って見えてきます。
昼夜で見え方が変わるレースでもあります。