名古屋松坂屋美術館で開催された「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」の展示会をご覧になったお客様から、
モリス生地を使ったシェードとのれん、壁紙の御用命を頂きました。
展示会をご覧になり、その魅力を感じたご様子で、
お家の中に、モリスのデザインをさりげなく取り入れたくて、ご相談を受けました。
今付いているカーテンは気に入っているので、
何もついていない階段の窓に「シェード」 ローカと部屋の間に「のれん」
そして「壁紙」をキャビネットに貼ることになりました。
壁紙はキャビネットの棚背面に貼ると、モリスデザインが楽しめますよ!
と提案したら、
「壁紙を壁以外に貼る発想は、全然無かった」
「楽しそうだから、やってみて」
と快く受け入れて下さいました。
モリス人気のデザイン「ブラックトーン」の壁紙を貼ることになりました。
重厚感あるキャビネットに、「ブラックトーン」のモスグリーン色との相性が合いました。
モリスの壁紙は紙製なので、
四辺に両面テープで付けただけですが、すぐに背面に馴染み貼ることができます。
日本で流通しているほとんどの壁紙は塩ビ製ですが、それとは印象が一味違います。
質感や色柄がきれいに表現されます。
また別用途の例として紹介しますと、本の表紙にも貼っても楽しいです。
同じ紙同士なので、でんぷん糊できれいに貼りあがります。
無地だったアルバムの表紙に、モリス「ブラックトーン」の壁紙を貼れば、
このように楽しめます。
店内のキャビネットにモリス「ブラックトーン」の壁紙を貼った例もご紹介します。
キャビネットにモリスデザインが見事に加わり、このように見違えるものとなりました。
別の施工させて頂いた「シェード」と「のれん」は、写真が撮れませんでした。
これらは、モリスデザイン「ウィローボウ」で納めさせて頂きました。