完全無欠というオーバーなタイトルを付けさせて頂きました。
書き初めにふっと、
名古屋のミュージシャンが歌った、完全無欠のロックンローラーという曲を思い出してしまったから。
完全無欠=どこから見ても欠点が無い
このタイトルにふさわしい? 間仕切りカーテンの紹介です。
私が思う欠点が無いとは、どこから見ても表としてきれいな事です。
これは、加工所に尋ねた時、
「ちょっと考えた縫製ですが・・・」と見せて頂いたもの。
カーテン生地を2枚使い、ヒダ山を取らないフラットで作ります。
耳は、無双縫製(端を縫って裏返す)で、
縫い目が表に出なく、
どちらも表としてきれいに仕上がります。
ポイントは吊元。
今までの仕様は、生地裏側のフックが見えていました。
そうすると、見えている側は裏っぽく感じてしまいます。
この仕様は、
芯地を中側で合わせ、それぞれの芯地に付くフックは50㎜金属を使用、
そして前後に位置したフックを、ランナー1つに掛け吊る方式としています。
こうすることで、フックが中側に隠れて、どちら側からも見えません。
写真下は、反対側からの様子
吊元のフックは見えなく、
吊元・耳・裾のカーテン全体が、反対側から見ても表としてきれいに見えます。
今までのような裏感は感じられません。
ヒダ山を取らないフラット縫製ですが、形態安定加工も施すと、
ヒダウェーブが上から下まで均一に付き、
カーテン寄せ時にも、もたついた感じなくコンパクトに納まります。
ポリエステル生地なら、付けた方が良い加工。
使用する2枚の生地は、同じ生地もしくは同程度の組成生地が、収縮率の関係でおススメとなります。
間仕切りカーテンで、
両側どちら側から見ても、表としてきれいに見えるのは、
意匠的に非常に価値ある事だと思います。
今後の打ち合わせで、このような場面やご要望がありましたら、提案させて頂きます。