縫製所さんと話していたら、フラットカーテンの縫製が増えてきている様です。
フラットカーテンとは、吊元のヒダを作らずフラットに仕立てる縫製のこと。
今までは、大柄デザインのカーテンで、柄をきれいに見せるために提案していましたが、
最近は、無地のカーテンでもこの縫製が増えています。
カーテンの売れ筋が、柄から無地へ移行している事や、
フラットカーテンで、均一なウェーブを作れるレールが登場したので、
無地のカーテンでも、モダンで洗練された印象をつくる事ができるようになったから、と推測。
特に、大開口窓にその魅力が出ます。
ウェーブスタイルの解説
フラットカーテンで、均一なウェーブを作るには、以下の3点の構成が必要とされます。
①専用レール:ランナーの間隔を一定に保つコード付き
②ウェーブスタイル縫製:ヒダ率と仕上がり幅を計算したフックの数・間隔、
③形状安定加工:ウェーブをキレイに保つ加工
ウェーブスタイルと呼んでいます。
店内展示品で紹介
①:シエロミニ天付けウェーブスタイル用(TOSO製)
②:フラットテープとフック間隔
③形状安定加工
縫製は、フラットカーテンと同じですが、
レール長とヒダ率を決め、フック間隔と仕上がり幅を指示して、形状安定加工も施します。
展示品は、フック間隔12㎝、仕上がり幅132㎝、ウェーブ(山6個+谷5個)
レール長88㎝に対し、仕上がり幅1.5倍の状態です。
フック間隔を変えて、ヒダ率を変えた状態も紹介
フック間隔14.5㎝、仕上がり幅132㎝、ウェーブ(山5個+谷4個)
レール長72㎝に対し、仕上がり幅1.8倍の状態です。
ウェーブスタイルの魅力
ウェーブスタイルは、
吊元はスッキリした印象で仕上がり、カーテン全体が均一で美しいウェーブを作ります。
カーテンを開け閉めしてもウェーブは不揃いになりません。
引用:サイレントグリスホームページより
ウェーブの山谷の状態が、吊元から裾まで均一保たれるウェーブスタイルは、
従来のヒダを作るレギュラー縫製とは違って、無地のカーテンでも、モダンで洗練された印象をつくります。
無地カーテンのウェーブスタイルは、トレンドのスタイルと言えます!