ネクスティレールを使ってウェーブスタイルカーテンをベルベット生地で作る

今回ご紹介するのは、キッズレンタル衣装&撮影の新店舗様に付けたカーテンの事例です

先ず3m高の間仕切りカーテンには、ウェーブスタイルカーテンを取り付けました。
ウェーブスタイルカーテン事例

ウェーブスタイルカーテンとは、吊り元がフラット(ヒダ山が無い)で、開け閉めしても均一なウェーブが作れるカーテンです。

シンプルでスタイリッシュな印象になり、おススメのスタイルとなります。

ウェーブスタイルカーテン吊元
ステージ用の綿ベルベット生地(防炎)で採用いただきました。爽やかなブルーです。

ステージ用ベルベット生地

 

※ベルベット生地とは、パイル(毛足)のある織物。
高級感あるインテリア演出に欠かせなく、細かいパイルによるボリュームとぬめり感のあるテクスチャーが特徴となる。

裾や耳の表面に縫い目が目立たないように、すくい縫いで仕上げ、パイル目を下方向に向けた順目で縫製しています。

 

ネクスティレールは、天井に直付けで取り付け済みでした。

ウェーブスタイルを作るには、ピッチキープコードをレールに仕込む方法と、ウェーブスタイル対応の芯地で仕立てる方法になります。

ネクスティレールに、ピッチキープコードを仕込む対応は、現在ありません。

※追記(ピッチキープコード内蔵タイプが2023年6月に発売、天付けは天付ブラケットで取り付けが必要)

ウェーブスタイル対応の芯地は、数社のメーカー縫製限定で、採用生地では出来ませんでした。

なんとかウェーブスタイルができないものかと考え、ピッチキープコードの代用品を探してみました。

ピッチキープコードにスペーサーコードで代用

バーチカルブラインド(ニチベイ)のスペーサーコードを、ネクスティのランナーにはめ込み、代用できると発見。

はめ込み方にコツを要しますが、難しくはありません。

コードは生地上部に位置してきれいに収まり、カーテンを開け閉めしても均一なウェーブが作れます。

ウェーブスタイルカーテン開閉

ウェーブスタイルは、ウェーブの山谷が深く、数が少なくなります。

シンプルでスタイリッシュな印象になります。

ウェーブスタイルカーテンのウェーブ数

 

 

ここからは、バックヤードや試着室の間仕切りカーテンの事例紹介です。

綿ベルベット生地(防炎)とポリエステルベルベット生地(防炎)を採用しています。
ベルベット生地

こちらの間仕切りカーテンは、ヒダ山を作って仕立てています。

バックヤードの間仕切りカーテン

バックヤードの間仕切りカーテン

 

ヒダ山仕立ては、ウェーブスタイルよりヒダ山の数が多く(ウェーブが細かく多い)なります。
レンタルキッズ衣装の間仕切りカーテン

レンタルキッズ衣装の間仕切りカーテン

 

エクストラシングルブラケットを正面付して、カーテンは外に向けてAフックで吊りました。

シングルブラケットより、レールと壁にスペースが空き、壁にヒダ山が当る事なく、スムーズに開閉できます。

カーテンを寄せた時は、Aフックなのでコンパクトに収まります。

ヒダ山の吊元

ヒダ山の吊元

 

今回納入したのは、アトリエ花みち様の新店舗アトリエ花みちlittle様です。

自社アトリエで製作したキッズ衣装をレンタル&撮影する専用店舗。

アトリエ花みちlittleの店内

アトリエ花みちlittleの店内

柳ケ瀬グラッスル35(岐阜市)2階に、2023年5月27日オープンです。

柳ケ瀬グラッスル35外観

アトリエ花みちlittle