今回ご紹介するのは、柔らかな質感が美しいジョーゼットのカーテン事例です。
ウェディング施設の、着替え室と親族控え室の窓に納めました。
採用生地のジョーゼットは細かいシボのある柔らかで高級感あるもの。
服飾ではブラウスや袖のフリル装飾、またドレスにも良く使われていますので、今事例のウェディング施設窓に最適な生地ではないでしょうか。
内装色と馴染むグレー色を採用頂きました。
先ず着替え室のカーテンは、床に10㎝擦る長さにしました。
裾も含めたスタイリングで、裾に表情が生まれます。
耳と裾の仕上げを、メロー加工にしています。
メロー加工とは生地の端をロックミシン処理する加工で、縁が主張しません。
小窓やスタイルカーテンの縁の処理など、薄地に合う加工です。
カーテンの吊元はフラット。
2倍ヒダ(レールの2倍の長さで仕立て)で製作しています。
レールは、サイレントグリス1080
軽量級レールで、内装に馴染むアルミシルバーを採用。
壁付けブラケット(スマートフィックス)を使用。
このブラケットは、ブラケットの足の長さの違いで5種類あり、奥行が必要なフラット仕立てを吊る時に役立ちます。
意匠面においても優れたブラケットで、国内メーカー品とは一線を期します。
ランナーと壁との距離70㎜、カーテンの開閉時に壁に当たりません。
ジョーゼットは非常に柔らかくて軽い、たて・よこ両方に弾力がありシワになりにくい生地。
ウェーブが吊元から裾まで均一に出ます。
形態安定加工は施す必要はありません。
次は親族控え室のカーテンです。
天井高は3mあり、天井近くから吊られたカーテンは、ダイナミックな印象となりました。
カーテン丈は床上がり1㎝
この窓も、耳と裾の仕上げを、メロー加工にしています。
縁が主張しすぎず、軽やかな仕上りです。
天井面・床面が凸凹だったので、
レール取付高さを測るのに、伸縮スケール「のび助」使いました。
これを使うと楽で正確に高さを測る事が出来ます。
レーザー墨出し器もありますが、セッティングに時間が掛かったり、測るスペースの広さが必要だったりします。
伸縮スケール「のび助」の方が、直ぐ使えて重宝します。
今事例は、豊橋駅近くに新たにオープンした、ウェディング&撮影スタジオ施設
に納入しました。