通常カーテンには開けて束ねるときに使うバンド(タッセル)があります。
そのタッセルを掛けるための器具のことを、房掛けと呼びます。
その房掛けの取付位置は、見た目に影響するので注意が必要です。
今回は、マンション(RC構造)掃き出し窓の房掛け取付を、事例を通して書きます。
房掛けの取付位置
カーテンを束ねたときの見た目の注意点として、
バランスが取れてたプロポーションが大切です。
これらを考慮した房掛けの位置決めをします。
位置決めの基準は、以下の2点です。
- レール端の鉛直線
- 床上100~90cm
戸建住宅の窓周り構造は、柱・窓台・まぐさといったネジの効く木材で囲まれていますが、
マンションなどは、GLボンドによって石膏ボードを貼り付けているので、窓まわりには、ビスの効く下地がありません。
石膏ボードにビスを利かすには
窓まわりに下地が無い場合に用意するものは、
- アンカー
- 千枚通し(下穴開け用)
を使用して、房掛けを取り付けます。
今日の取付で紹介します。
取付位置の採寸
・レール端の採寸
窓枠外14㎝の寸法でした。
レール端鉛直14㎝&床上100~90cmに、
取り付け位置(ビス位置)をマークします。
・千枚通しでビスの下穴を開ける
※注意 下穴は大きく開けすぎないように
・アンカーを石膏ボードに打ち込む
・房掛け取付・ビスをドライバーで締める
アンカー先端が引寄せられ、だんご状になり固定されます。
※注意 アンカーが空回りしないように、ゆっくり締めていきます。
・タッセルを掛ける
・カーテンを束ねてセッティング
房掛けがレール端の鉛直に取り付けた事で、
カーテンの外端が垂直に近く(内側に引っ張りが少ない)、プロポーションよく束ねられました。
おわりに
- 使用したボードアンカー→トリカT‐5(外径5全長31)ボードアンカー・トリカT‐5
- 木枠に取り付けを希望させる方もいます。ボードへアンカー打ちは、確認が必要です
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