新築ダイニングのカーテン施工事例
カーテンの縫製仕様のサイドリターンとタッチングを紹介します
事例を通して説明します。
通常、カーテン+レースのダブル付けを、真横から見た場合、
レースレールは見えて、カーテンと壁に隙間があります。
それをカーテンによって覆い隠すと、光漏れの軽減や断熱効果、見た目が良くなります。
サイドリターンと呼ぶ、カーテンの横わきを、8㎝~10㎝ほど長く仕立てる縫製仕様で、
過去に何度も紹介しています。
今回は、天井直付けで、この縫製仕様を取り入れてみました。
レースレールが隠れ、カーテンと壁との隙間も少なくなっています。
お部屋の動線が、この窓の真横を通るので、隙間が気になる事を想定して、
この縫製仕様を追加させていただきました。
両脇に施し、上部はレール側面を隠すBフックにして、隙間を無くしています。
さらに裾を床に擦るようにカーテン丈を長く仕立てました。
タッチングと呼ぶ縫製仕様です。
これも過去に何度も紹介しています。
カーテン丈を長くする理由は、
「収縮を考慮に入れて(特に天然繊維)」
「断熱効果」
「裾も含めてのスタイリング」
です。
今回は、裾も含めてのスタイリングの目的です。
「(輸入カーテン掲載ページを指して)この写真みたいにしたい」と、
欧米のカーテン装飾の吊り方のご要望を受けてです。
床より何㎝長くするかは、お好みと素材によって決められます。
天然繊維、特に麻(リネン)は収縮率大きいので長くします。(10㎝位)
今回は相談のうえ、5㎝としています。
レースカーテン丈は、床上がり1㎝にしています。
レースカーテンの1重吊りや、麻(リネン)繊維の場合
タッチングをしますが、それ以外はあまりしていません。
今回の事例では、窓の四方向の隙間を無くす事になり、
光漏れ、断熱、見た目の向上につながりました。