ダブルシェードのリフォーム

当店でご購入頂いたオーダーの履歴は、オープン(2000年7月)以来、ほぼ100%残してあります。

お名前(あいうえお順)から取り出せる様になっていて、紙の保存ですが、2.3分もあれば出ます。

保存をデジタル化したいのですが、まーまーなボリュームなのでどうしようか思案中です。

 

リピート注文の顧客様が、このオーダー履歴の事を知ると、たいへん喜ばれます。

部屋を言ってもらえば、寸法や何を付けたかが分かるので、柄選びに集中できるからと思われます。

リピート注文の場合は、どうぞ手ぶらでご来店下さい。

手間が軽減され初回より楽に購入できます。

 

このブログを執筆中に、不具合による修理依頼の電話を頂きました。

一度電話を切り、直ぐにオーダー履歴を出しまして、納入時期と商品サイズを把握。
あとは症状をしっかり聞き、次の手順の話が直ぐに出来ました。

オーダーの履歴は、アフターメンテナンスにも役立っています。

 

先日、リピート注文下さる顧客様が来店され、ダブルシェードのリフォームを行いました。

洋室の地窓(床位置に設えた窓)に、18年前納めたダブルシェード。

断捨離でソファを処分したら、このダブルシェードが見えるようになって、直したくなった様です。

レースとメカの劣化が表れていまして、厚地は他窓と同生地で、まだ使えそうでした。

厚地幕のみを残して、あとは全交換しました。

プレーンシェードリニューアル

プレーンシェードリニューアル

 

既存のダブルシェードのメカは、コード式の両側操作でした。

メカの性能は向上していて、今はドラム式が主流です。
今回は、クリエティドラムTOSO製・ワンチェーンのメカを採用しました。

新しいメカに変えると、既存幕体のリングテープ位置と昇降コード位置が合わない事が起きます。

クリエティドラム
既存幕体は前の縫製仕様で、端部から60㎜にリングテープが位置していました。
しかし新しいメカの昇降コードは、端部から80㎜位置から降りてきてしまい、20㎜のズレが生じてしまいます。

 

お客様に、たたみ上げた時、少しシワが起きるかもとご説明しました。
ご了承の上取り付けました。

プレーンシェードリニューアル

 

取付後、「説明くださったけど、言わないとわからないレベルよ」と言ってくださいました。